自分さえ我慢すれば・・と思っていませんか?
あなたは今、自分以外のことについて不安でいっぱいになっていませんか?たとえば愛する子ども、夫、家族、友人、仕事。
自分さえ我慢すれば、波風を立てずにうまくいく・・または、大切な誰かを守るために自分に何ができるだろう・・
考え出すと夜も眠れず、睡眠不足と疲労でまたネガティブな思考に陥ってしまう・・
そんな時カモミールローマン精油は、「その問題は自分のものですか?」と訴えています。
また、誰かのために良かれと思っている言動に対して「自分の思い込みや執着からくるものではありませんか?」と問いかけてきます。
誰にとっても人生の喜びは経験です。そして誰でも失敗する権利もあります。
大切な存在が悩んでいる様子を見るのはつらいものですが、ギリギリのところまで手を出さずに見守って、いざという時にはどっしりと構えていつでも待っているよ、と伝えてあげるだけで充分なのかもしれません。
献身より自愛
この精油を心地よく感じる時は、ほんのり甘いリンゴのような優しい香りに感じます。
もしそうなら、今あなたの心は満たされた良い状態ではありませんか?
母なる愛を象徴するカモミールローマンは、あらゆる痛みを癒す力を持ちます。しかし同時に、つい自分のことをおろそかにしがちな特徴があります。
あなたも少しお疲れなのではないでしょうか?もし、自分のことを後回しにして、疲労や睡眠不足がたまっているのではあれば、他の人を大切にするように自分に愛情をそそぎましょう。
我慢しすぎた時の不調は、女性であれば子宮や卵巣などの婦人科系に出やすく、男性であれば大腸など消化器に表れます。心当たりがあれば要注意です。
いつも誰かに注いでいるように、自分にも労りのエネルギーをそそぎましょう!
母なる愛で温かく包み込む
カモミールローマンは母性のエネルギー、自己犠牲の精神を表します。
我が子のためであれば、たとえ自分の身を削ってでも愛をそそぐ・・それがカモミールローマンの母の愛です。
それは素晴らしい無償の愛であることもありますし、いきすぎれば執着になります。
ストレスからくるあらゆる不調を癒す素晴らしい力を持つカモミールローマン。
上手に使うと安眠を誘いますが、使いすぎるとイライラや不眠につながることもあるのです。
カモミールローマン精油のプロフィール
名称:カモミールローマン、ローマンカモミール、カミツレ
学名:Authemis nobillis
科名:キク科
産地:フランス
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な成分:エステル類(鎮痙攣、鎮静、鎮痛など)
キーワード:親子関係
体への効果:消化器系の不調、婦人科系のトラブル、アトピー性皮膚炎、膀胱炎など
心への効果:ストレス、不眠、心配性、自律神経失調など
チャクラ4番、5番
カモマイル・ローマン精油と精油リーディングのおはなし
カモマイル・ローマンとジャーマンは、産まれも育ちも違う遠い親戚のような間柄。
外見はとても良く似ているけれど、芳香の印象としてはまったく違う別のものです。
カモミールのように子宮に作用する精油は、女性の周期によって香りの感じ方がかわります。
カモマイル・ローマンもやさしく甘いリンゴのような香りと感じる時も、草くさいと感じる時もあります。
私が精油リーディングのリーディングボトルを作ろうと思った時、一番困ったのがこの精油。
とても多くの意味をもつ精油なので、どのチャクラに分類するか迷ってしまったのです。
ストレスがかかると、いろんな症状が出てきますよね。
人によって不眠、肌トラブル、イライラ、胃痛などなど・・
それらは西洋医学的には病院が全部違いますが、
根本的な原因が「ストレス(特に不安)」によるものであれば
カモマイルローマンはオールマイティに効果が期待できるのです。
どこに効く?なにに効く?
うーん・・全部に響く、そんなカンジです。
このお花の「してあげたい」というエネルギーはとても強くて、母の無償の愛をあらわしています。
それは本能的なものでもあるし、なんとかしてあげたい、こうすれば?あーすれば?という、おせっかいな精油でもあります。
時には、人のことに奉仕しすぎて自分が枯れてしまうこともあります。
エネルギーを注ぐ相手がいないと枯れてしまう性質を持っています。
あふれる愛をまわりにそそぐように、自分にもそそぐことができるようにとカモミールローマンはささやいているのです。